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さて、
通勤やちょっとしたことに10数年間使ってきたオークレーの20リッターのデイパックですが、ファスナーがバカになって閉めても気づいたら開いているような状態になってきました。
破れはどこにもありませんし、一番擦れるショルダパッドにも破れもヘタリもありません。
しかし、勝手に大口が開くようになっては使い物になりません。別段お気に入りだった訳でもないのでかなりぞんざいな扱いでしたが10年以上もってくれました。しかしこうなっては仕方がないので破棄しました。
そして新たにデイパックを購入。
イギリスの老舗アウトドアメーカーである “カリマー” の、
“カリマー ハッシュDG27”
です。
最初はホムセンの2000円くらいのやつでいいかとも思いましたが、こういう物はちゃんとしたやつを買った方が長持ちします。現にオークレーは当時1万8千円ほどしましたが10年以上持ってくれました。
この、カリマーというメーカーは、はっきり言いましてマイナーなメーカーだと思います。元々はサイクリスト向けのカバンを作っていた創業80年近い老舗で、自転車にハマっていた高校生の時に仲間内で「このメーカーはシブい」と話題になっていたので知っている次第です。
前に使っていたオークレーは20リッターで、普段はお弁当と水筒だけなんで余裕ですが、作業服を持って帰る時はファスナーが完全に閉まらないほどパンパンになります。
そこでもう少し大きな25リッターくらいの物を探しました。コイツは名前の通り内容量は27リッターです。
このカリマーと最後まで争ったのがノースフェイスのヒューズボックスです。
少し前に高校生の間で大流行してましたよねぇ。
四角いのはモノを整理して入れる時は重宝しますが、放り込む様な場合は少し丸い方が使い勝手が良いのと、メインの出し入れ口がカバンの上部だとカバン本体の大きさに対してフタが小さいので出し入れがし難いし、フタが四角いと角ができるのでファスナーの開け閉めもしづらいんですなぁ。
やはりフタはベロンと開く方が使い良いし、ファスナーも角がない方が開け閉めしやすい。
それにヒューズボックスは30リッターなのでデカすぎます。
ということで、カリマーに軍配が上がりました。
角がとれたようなちょうどいい感じの四角形のシルエット。ファスナーは急な曲がりも無く丸い感じで開け閉め出来ます。開口部も半分ほどあるので出し入れもしやすい。
全体にパッドが入っているので型くずれしないのと、なによりカラの状態でも自立してくれるのがありがたい。
よく軽量コンパクトを謳っているデイパックがありますが、大半が形をキープせずフニャフニャで物の出し入れがしづらいんですよね。
横面に縦に開くポケットが1つ。
左右にオープンポケットが2つ。このポケットもクチの所がゴムの物が多いんですがすぐビロンと伸びてしまうので見映えが悪くなり使いにくい物が多い中、コレは片側だけゴムバンド付きでしかもゴムバンドは端っこだけなので伸びてもだらしなく見えることもありません。
背面全体に薄めのポケットが1つ。
コレは書類なんかを入れるのに重宝しそうです。
メインルームの中には背中側にパソコンが入るポケットと書類入れの様なオープンポケットがあります。
背中のパッドは左右に分かれていて真ん中は空気の通り道らしいんですが、パッドが薄いので服が塞いでしまいあまり役に立ちそうにありません。
特筆すべきはこのショルダパッド上部のベルト。
重いモノを入れると背負った時に本体が下がって背中から離れるので物凄い違和感があるんですが、このベルトを締めると背中にピタッと密着して違和感無く背負えます。
最近のデイパックには当たり前の装備かもしれませんが、私は10年以上前のモノしか知らないウラシマ状態なのでこのベルトには感動しました。
ちなみにチェストストラップも付いてましたが、私は用途の99%が通勤で重いモノを担いで長時間歩くなんて事は皆無なので外しました。
欠点はこの生地と型くずれしないように入っているウレタンパッドです。
生地に関しては、強度は十分だと思いますが防水性がほぼゼロに近い。今は新しいので多少の雨は弾きますが、それでもパラパラ降っている状態なら染み込んできます。まぁコレは仕方ないですねぇ。マメに防水スプレーを吹いときます・・・
ウレタンパッドに関しては今は形をキープ出来てますが、おそらく数年経つと硬さが無くなってきて形をキープするのが難しくなってくると思います。このパッドは縫い込んであって交換出来ませんのでなにか方法を考えなければなりません。
欠点は防水性と将来的なウレタンパッドだけでその他は大満足なデイパックです。あとは何年もってくれるかです。
ではまた。
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