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さて、
空力の話です。
皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう、
“ボルテックスジェネレーター”
たいそうな名前ですが、下の写真のルーフ後端に付いている小さなフィン状の部品です。
飛行機の羽には結構前から付いていたらしいので、新発見の空力パーツではありません。しかしラリーで名を馳せたランエボにこれでもか的に付いた頃から、「なんだありゃ?」と矢面に立つようになりました。
走行中、車体後端にできる大きな空気の渦が負圧となり車体が後ろに引っ張られるという現象が起こりますが、この渦を影響の無いもっと後ろに持って行ってやろうというのがボルテックスジェネレーターです。
大きな渦ができる前に小さな渦を作ってやり、走行風を境界層から離してウンヌンカンヌン・・・
この辺は流体力学を勉強してください。私も勉強しましたがモヤァっとしかわかりません。
今や、ミニバンなんかにまで付いているそうです。
コレをなんとか我が愛しのカブ90に転用できないかと・・・
まず、スクリーンに付けてみました。
自作です。
要は空気の流れを邪魔する小さい物なので、イスの脚の裏に貼り付ける滑り止めをカットして付けました。
このMRAのシールドはこの大きさで、腹、胸、肩まで走行風は当たりません。
が、内側の負圧は結構凄いです。
前に、ウインドブレーカーの内ポケットに結構太い書類の封筒を入れて、ファスナーを腹の上くらいまで開けて60〜70キロで走っていた時に、その内ポケットの書類が吸い出されて飛んで行った事があります。
あと、襟付きの服で走ると、襟のバタつきが半端ないです。
自作ボルテックスジェネレーターを付けて通勤で走りましたが、襟のバタつきが多少マシになってます。てことは多少なりとも効いているって事か・・・
コレに気を良くしてレッグシールドにも付けてみました。
腰下を守ってる感のあるカブのレッグシールドですが、走行風や飛び石などはともかく、雨に関しては全くの役立たずです。
私は弁当キャリアを付けてるんですが、ちょうどその弁当キャリアの真ん中が負圧の中心になるらしく、股間から下はびしょ濡れですし、当然弁当キャリアに乗せた荷物もびしょ濡れです。
コレでマシになってくれればラッキーなんですが・・・
あとはヘルメットにも。
ありゃ、左側脱落してる・・・
ヘルメットには左側にインカム、右側にカメラの台座を常時付けてますので、あまり関係は無いと思いますが・・・
シールドにも。
前は70キロくらいでビビりがきてましたが、無くなりました。
あと、風切り音がかなり小さくなりました。コレは嬉しいですね。
ではまた。
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