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“パイプをやろう!” 〜ビッグベン ファントム〜

 

 

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さて、

ビッグベンのファントムで「ハーフ&ハーフ」と「エリザベシアンミクスチュア」をやります。

 

 

ハーフ&ハーフはバーレーとバージニアが半々でミックスされていて、面白いことにその日によってバーレーの塩こんぶ感が前に出たりバージニアの甘さが前に出たりします。喫味は強いので友人とワイワイやりながらでも味わえます。

 

エリザベシアンは相変わらず煎茶の香ばしい香りと上品な苦味にこれまた上品な甘さが絶妙にバランスされています。吸っていると妙に落ち着く葉っぱです。ラタキア系も落ち着くんですが思考するのに持ってこいなのに対して、こっちは、ぼーっとするのに持ってこいですね。

 

このビッグベン ファントム、ショート系によくある太いシャンクでフィルターも9ミリ。フィルターを外せば広い空間ができるリバースタイプになってます。 ショート系のパイプは吸い込んだ煙が冷える間も無く口に入ってきてクールスモーキングしにくいため、一旦広い部屋に通して少しでも煙を冷やそうという考えでこういう構造にしているものが多々あります。

私はこの他に何本かリバースタイプのパイプを持ってますが、吸い込んだ煙が広い部屋(シャンクとマウスピース内の空間)で拡散されてしまうため、冷えることは冷えますが、常に先述の部屋の中が煙に満たされるような吸い方をしなければ、喫味が薄くなる傾向があります。

灰は捨てずに蓋の代わりにしてタンピングの回数を増やし、なるべく煙がチャンバーから外に出ないように、パイプの中に煙を溜める様な吹き戻しを心掛けて、吸う時もいつもより更にゆっくりな息吸いをします。 試しに強吸いしてみるとスッカスカになり、空気を吸っているようになります。

パイプの玄人になると、同じ葉っぱでもパイプが違うと喫味も違うと言いますが、私にはまだわかりません。ただ、モノによっては違いがわかるようになってきました。 このビッグベン ファントムは各々の葉っぱの喫味が結構強く出ます。 どういう違いでそうなるのか分かりません。

しかし、明らかに他のパイプとは喫味の出方が違います。 違いといえば、注意して息吸いしているにもかかわらず、ボウルがかなり熱くなるのとチャンバー内の煙道が少し大きいことくらいですか・・・

リバースシステムが働いてるせいか、吸い込む煙は熱くはありません。ボウルが放熱しているのか? 質の良いブライヤーは硬く締まっていて熱は伝え難く、持っていても熱くならないと言います。 これだけ熱くなるという事はあまり質の良いブライヤーから作られているとは思えませんので、放熱目的にワザと若いブライヤーを使ったとか・・・ いや、これは考え過ぎですかねぇ。

 

 

もうひとつは、結構湿った葉っぱを詰めても火が消えません。ある時、火をつけてタンパーで落ち着かせて、2〜3回吸って置いといた事があったんですが、20〜30分して戻ってきていざ吸おうとしたらなんと燃え切ってました。屋外でかなりの風が吹いていたのが(チャンバー内の灰が踊るような状態)原因でしょうか。

しかしまぁ、この喫味の強さと火持ちの良さは本当に不思議です。

 

ではまた。