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さて、
クローズドフェイスリールにはベイトキャスティングリールの様にロッドの上にリールが乗るタイプと、

スピニングリールの様にロッドの下にぶら下がる、

タイプがあります。
前述のモノは “スピンキャストリール(スピキャス)” と呼ばれ、後述のモノは “アンダースピンキャストリール(アンスピ)” または “トリガースピンキャストリール” (これに関してはトリガースピンと呼ばれるくらいであまり略されない)と呼びます。
ベイキャスとスピニングでは基本構造が全く違いますが、スピキャスとアンスピは基本構造は同じです。上に来るものを下に回すとクラッチボタンが押せないので、ボタンの代わりにトリガーで引っ張る構造にしたというだけです。
この種のリールはアンスピよりもスピキャスが多いんですがそれは、部品点数と製造工程がアンスピよりスピキャスのほうが少ないので安く作れるから。
数少ないメーカーも力を入れているのはスピキャスです。
私はスピニングが好きなのでアンスピが使い良いんですがなかなか良しと思える手頃なものが無く、ゼブコのスタンダードモデル33マイクロを使っています。

が、コイツの性能はあまり良くありません。トリガーを引いてもフリー状態にならずラインが出なかったり、ハンドル回してもクラッチが解除されなくて数回転は巻くことができず、数回回すと解除されて巻き始めたりします。
更にはゴロゴロザラザラな巻き感。
えげつないアンスピもあります。
五十鈴工業のTU01。

5万オーバーのアンスピ。
トーナメントプロユースレベルだそうです・・・
性能抜群でしょうがお手頃とは到底言えません。
先に購入したゼブコのデルタですがコレはスピキャスで、ベイキャスのようにロッドの上に来ます。
ベイキャスはリールハイトが低くなるように作られているのでそれほどバランスが崩れることはありませんが、スピキャスは構造上リールハイトを低くすることができない為、かなりバランスが悪くなります。

パーミングが出来ればいいんですがデルタはガタイがデカいのでベイキャスのようにリールとロッドを手のひらで包み込むような持ち方は出来ず、リールだけ持つような感じになります。
リールだけ持つとルアーから伝わってくるインフォメーションがかなりスポイルされてしまいます。
フルーガーは小さくて形状がいいのでなんとかロッドごとパーミング出来ますが、クラッチボタンは押しづらいです。
デルタの場合はパーミングは諦めて普通に持つしかありません。
カルコンなんかは丸型でハイトは高いですがギアやハンドルが幾分下がっているのでまだバランスは取れています。


手返しは両方とも抜群なんですが、恩恵が大きいのはアンスピの方です。スピニングのように垂らしを調整して指かけてベールを起こして・・・
という動作が必要ないので本当にマシンガンキャストが出来ます。
スピキャスもバックラッシュの心配が無いのでキャストに集中できます。
ただやはり、1g台の軽いルアーをピンポイントにキャストするには10mがいいところです。そこらへんにぶん投げるとしても20mは無理です。
そして、巻き感はどうしてもザラ感が出ます。コレはピンに引っ掛けてローターを擦りながら巻いていくという構造上どうしようもありません。

デルタはセラミックピンとテフロンコートローターを使っているのでかなりマシですがそれでも、巻く時に擦れるところはレベルワインダーだけのベイキャスに比べると雲泥の差があります。

うーん・・・
トラブルレスなのと手返しの良さはリールとしては素晴らしいので “気にならない” という性格が欲しいですねぇ。
ではまた。
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