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さて、
思い出深いクローズドフェイスリールを実際に使ってみましょう。

今回はまた初めての川です。とりあえず、迷惑駐車にならない場所を探します。初めて行くところはコレが厄介なんですよね・・・
勝手がわからないので釣行中も駐車違反のキップが切られないかと心配になります。
山中なので“緑のおじさん”はいませんが、こういう所で怖いのが近隣住民や林業従事者よる通報です。通報されたら見逃しは一切無く、絶対切符切られます。
大丈夫そうな所に停めますが、川まで3メートルほどのキツい崖を降りなければなりません。フェルトソールのヒップウェーダーそのまんまで降りかけましたが、一歩めからズルズルでこりゃいかんとまた車まで戻って最終兵器を装着。

モンベルの軽アイゼン。
コレの威力は絶大。なんの問題もなく降りれました。もちろん川中も大丈夫。コレを着けてると苔だろうが濡れた岩だろうが関係ありません。

いやー、ピーカンなのにこの鬱蒼とした感じがたまらなく好きです♫
しかし老眼には鬱蒼としてる暗い所はキツいので明るい所へ移動。そそくさと用意。ロッドはトラウティアフェリーク。

今回の仕掛けですが、フライ用DT2番のフローティングラインを80cmほどつないで、ティペットを30cm、その先に毛ばりを付けてみました。


よりもどしは無しです。
フライラインの重さで飛んでくれれば思惑通りなんですが・・・
そう簡単にはいきません。2番くらいでは軽すぎて3mほどしか飛びません。しかもフローティングラインなのに何故か沈んでしまいます。当然、引っ張られてフライも沈むので全く使えませんでした。
しかし、絡みはありませんでしたので、次はもっと太いラインで試してみます。
飛距離に関してはリールの構造の影響も大きいと思います。

クローズドフェイスリールの上部分はこういう構造になっていて、ラインはフロントキャップとローターの狭い隙間を通り、更にフロントキャップの小さい放出口を通って出て行きます。
放出を止める時はトリガーを引くとローターが押し上がりフロントキャップの壁で挟まれて止まります。
投げる時はトリガーを引いてラインを止めておき、適時に指を離すとリリースされます。
こうなると、出て行くラインはローターの角に当たるわ、フロントキャップの内側に当たるわ、放出口のリングに当たるわでフリクションだらけです。
せめて放出口を広げればと思うんですが、少しでもローター径より小さいと当たるのでローター径より大きくしなければなりません。するとこの構造ではラインを止められませんので違う構造にしなければなりません。
放出口に関しては、小さいと出て行くラインが暴れないので、以降のロッドのガイドをスムーズに通って行くので結果的には小さい方が飛距離が出る、という考え方だそう。
うーん・・・
まぁ一理あるとはいえ実際には飛ばんしなぁ・・・
昔、使っていたのはスピキャスでロッドのうえに本体がくるタイプでしたが、今回のアンスピタイプもすぐに慣れました。
ベイキャスやスピニングは投げてハンドルを回した時 “カチャッ” てな感じでカッチリした感がありますが、このクローズドフェイスリールの “カコッ” というこもったユルい音が「そうそう、こんな音だったわ」と懐かしく思い出しました。
1.5gのスプーンに変更。

この位の重さになると、10mくらいはピンポイントに投げられます。闇雲にブン投げたら20mくらいは行きそうですがどこへ行くかわかりません。
軽いので垂らしの調整はやりづらいですね。
よっぽど下手くそなのか毎回同じで、追ってくるんですが食わないんですよね・・・
ただ巻きよりはチョンチョンと誘う方が追ってくる確率が高いのは分かりましたが・・・
ミノーに変更、3.8cm 2.5g シンキングです。


ミノーって釣具屋で買うと高いですよねぇ。今回は一個しか買えませんでしたので力が入ります。
この重さになると不得意な投げ方でもそこそこ投げられます。

おおっ!
釣れた!

一見して分かりますが、このルアーとカワムツ、そんなに体格差がありません。これはつまり、エサとして食ってるんじゃなくて、
「なんやワレ、ここはワシのシマじゃ、向こう行かんかいコラ!」
とチョッカイ出してるって事でしょうか。
後日、少し調べてみるとナワバリという明確なモノは無いとありますが、エサ場争いをするそうです。それをナワバリって言うんじゃないの?とも思いますが・・・

いやー、カワムツはシュッとしててカッコいいですよねぇ、メタルチックでキレイだし大好きです。
虎の子のお高いミノーですが、調子に乗って深場の底を責めすぎて根掛かり。かなり粘りましたが外れませんでした・・・
スピナーに変更。

おおっ!デカもの!
15cmほどのカワムツが。

この大きさだとよく引いて楽しいですな。

さて、この
“ゼブコ33マイクロ トリガースピンキャストリール”
ですが、使えます。
特にこういった狭い川では飛距離も十分ですし、多少荒く扱ってもライントラブルは無いし、なんと言ってもキャストが楽です。
最大の欠点は、巻取り時にハンドルを回すとスイーッと回らずゴロゴロと回るんですよね・・・
コレはスプーンをただ巻きしてるときなんかにアタリがあっても分からない時があります。特に小さいカワムツなんかの時。
総じて、
今の私は釣りに見栄や優越感なんてものはありませんので、“ど素人用” で十分、全然構いません。
なんと言っても、坊主でも楽しい。
そりゃ、釣れるに越したことはありませんよ。だけど好きなタックルだと投げてるだけでも楽しいので坊主でも気になりません。
“スピンキャストリール”
ハマりそうです。
ではまた。