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さて、
今回は、
“ラットレー ディスティルリー 128 サンドブラスト”
です。
そこそこのパイプで高級品ではありませんが、パッケージの高級感が半端ないです。
パイプのやり方が書かれた説明書。
それだけなら普通に入っててもおかしくはないですが、紙の質が違います。ペラペラじゃなく厚くて、しっとりしたコーティングがしてあります。
カードケース。
ラットレーの会員証かなんかかと思いきや・・・
チャールズ・ラットレーの挨拶状カード。このカードもペラペラではなく1mm程の厚みがあります。
タグ。
いったいどこに付けろと・・・
パイプポーチ。
シャコムは綿か麻の薄いポーチですが、コイツは分厚い起毛のファイバー。
世界的に簡易包装が叫ばれている中、このパッケージは、SDG'sの関連者が見たら卒倒しそうです。
しかしさすが、イギリスはスコットランドだけあって、
“我関せず”
“我が伝統の路を行く”
感が滲み出てます。
そして本体。
ポーカーと呼ばれる形で、円筒形のボウルで底が平らなのでそのまま置けるのが特徴です。
火皿は木肌のままでカーボンの塗布はありません。
ここもイギリス、“大事なブレイクインは自分でやれ” ってなもんですな。
車の慣らしみたいなもんで、このブレイクインのやり方次第でパイプの寿命や、いかに美味しく吸えるかが決まってきます。
サンドブラスト仕上げは材料の状態が悪かったり、木目が悪い時にそれらをごまかすために始められました。
なのでだいたい表面は木目とは関係ない、ザラザラしたアスファルト道路みたいになります。
コイツみたいに木目が綺麗に出ているのは稀ですのでラッキーですね。
真ん中のラットレーのマークの入った銅のリングがアクセントになっていて渋いです。
煙道は9mm。初めからチャコールフィルターが入ってます。
玄人の方々いわく、同じ葉っぱでもパイプが変わると喫味は変わる、らしいですが、今の私は全くわかりません。
味が分かるヤツになるまで何年かかるのか・・・
ではまた。
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