さて、
カブ90の純正マフラーの出口はめちゃくちゃ細くて、なんと50よりも細い。
写真お借りしました。
排気量から考えると訳が分からないんですが、メーカーの設計だしなんか理由があるんだと思うんですが・・・
音量を下げるためなのかトルクを稼ぐためなのか、それにしても50より細くする訳が知りたいところです。
少ないとはいえ、90も社外品マフラーはありますので替えちまえば終わりなんですが、純正マフラーの 「トゥルルル~」 てのが気に入ってますので純正加工で行きたいと。
で、考えるのが、「穴開け」 「芯抜き」 「ぶち抜き」 です。
「芯抜き」は切断溶接作業が必要になってくるので今回は除外します。
「ぶち抜き」は出口から鉄棒を突っ込んでハンマーでぶっ叩いて隔壁をぶち抜くんですが、このやり方は賭けで、ヘタすると隔壁が外れたりパイプが外れてマフラーの中に落ちたり、パワーダウンしたり、なにより下品な音質になってしまう可能性があります。
なので今回は「穴開け」でいきます。簡単だし、失敗したら塞げるというメリットがあります。
で、どこに開けるかですが、よく見かけるのが、
写真お借りしました。
こういう開け方です。
マフラーの構造はこうなってますので、
上の写真のように開けると、第二室に穴を開けることになります。
エキゾーストシステムの途中に開口部を作ると上は回るようになるかもしれませんが、間違いなくトルクは落ちますし、音も好きではありません。
一番良いのはエンドパイプを太くすることですが、これをやるとなると切った貼ったしなくてはならないので、今回は第三室に穴を開けることにします。
指差しているこの辺りの下側に10mmの穴を開けます。
90度のアングルアダプタ。
以前の仕事で使っていた小道具が役に立ちます。
3mm、6mm、8mmと開けて最終10mm。
これは途中の写真です。この後綺麗に抜いて出来上がり。
早速、フルーツラインテストコースへテストラン。
音に関しては、乗ってると全く変化は分かりません。
走行に関しては、これだけでかなり変わりました。
まず、発進加速が良くなってます。
発進からスピードが乗るので70キロへの到達時間が短くなってます。
風がきつかったんですが、最高速は変わりません。82キロくらいです。無風だとメーターいっぱい行ったかもしれません。
この先、4速化、ハイカム化、ボアアップなど考えてますが、そうなったら大々的に切った貼ったしないと追いつかないと思いますが(あくまで純正がベース)、現状では、
・・・まぁ、こんなもんでしょうねぇ。
ではまた。
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