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さて、
我が愛しのカワサキ スーパーシェルパですが、相変わらずの始動性の悪さです。
点火系の強化で短くはなりましたがそれでも10分はかかります。
始動性に直接関係はありませんが今回はガソリンコックを交換します。
シェルパのガソリンコックは、カワサキが大好きな負圧コックです。
ON、RES、PRI、の構成です。
オンとリザーブはインマニからの負圧でバルブが開くようになっており、オーバーフローを防止しているそうです。
プライマリーは常時流れます。
しかし、このプライマリーは言わば非常時用で通路が細いので流量が少ないんですね。
シェルパは始動にプライマリーを使うので流量確保の意味でもハイフローにしたい。
そこでコイツに交換します。
社外品コックと言えばコイツでしょう、“ピンゲル” 。
大概の純正コックは縦回しですが、ピンゲルは横回しです。しかも超スムーズにスイッと回るので操作性抜群です。
純正コックを取外したんですが、ピンゲルのストレーナーは太いので入りません。
削ります。
ササッとオイルストーンを掛けてOK。
次にコイツです。
怪しいバネバネ、“CFV” です。
バネの中に直系1cm程の玉が入ってます。
貴金属を使った燃料改質材。
まぁ、コイツは使った者にしか分かりませんし、私も物理的な説明は出来ませんので詳細はスルーして簡単に。
燃焼は酸化です。
モノが燃えるということは酸素とくっつくという事です。我々がスタンドで入れるガソリンは燃える前でも少なからず酸素とくっついた状態です。つまりその分は燃えないという事です。
このCFVは自身の化学反応でガソリンと酸素を切り離します。切り離されたガソリンは酸素とくっつきたくてしょうがない状態になるので燃えやすくなります。
CFVが取り込んだ酸素は、ある程度溜まると泡となって放出されるので半永久的に使用できます。
コイツはエゲツないほどトルクが太ります。
コイツをストレーナーにくくりつけてピンゲルをセット。
おお〜、見た目もカッケーですな。
ピンゲルはオンとオフだけの物もありますが、シェルパには燃料計が無いのでリザーブ有りの物にしました。
私は、帰宅する時に自宅の数百メートル手前からコックをオフにしてキャブのチャンバー内のガソリンを無くして(厳密には全部は無くなりませんが)から仕舞いますのでオフがあるのは落ち着きます。
ただ、チャンバー内のガスが無くなりかけの時は希薄燃焼になりノッキングを起こして止まる時もあるのでエンジンにはあまりよろしく無いという話もありますが・・・
ではまた。
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