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さて、
今回はコイツです。
ラットレー レッドラッパリー。
パイプタバコというのはかなり長い歴史のある物が多く、このラットレーも1903年にチャールズ・ラットレーがスコットランドのパースで立ち上げたブランドです。2次大戦後にロバート・マッコーネルに売られ、1981年にはコールハスに売却され、現在のタバコはコールハスが製造しているそうです。
もちろんレシピはラットレーから受け継いでいるので、我々は今もラットレーの味を楽しむことが出来るわけです。
いやー長い歴史だ。
ラットレーのパイプはどこが作ってんだろ?
パイプはビッグベンのファントム。
495番。オランダ製。
ビッグベンはオランダで唯一のパイプメーカーです。
チャンバーの外側が平面になっていて上から見るとボルトの様。
このシェイプはパネルを貼り合わせてあるように見えるので、“パネル” と呼ばれます。持つと、角がうまい具合に指に引っかかって心地良い持ち味です。
マウスピースは水牛の角。
アクリルやエボナイトに比べると柔らかい噛み心地です。
シュッとしたリップがお気に入り。
肝心の葉っぱですが・・・
《香りはラタキア 煙が多くてコクがある 高級白玉団子のモグモグ感 塩昆布感強し 上品な酸味 ときたま仄かな甘味が顔を出す 中盤からジンジャー?紅生姜? 後味の塩昆布感がハンパ無い》
いやいやいや、コイツは美味い!
ラタキアとバージニアのブレンドとありますが、これだけ塩昆布感が強いということは、かなりうまい具合にファイヤーキュアード(火力乾燥)されていると思われます。
バージニアにも種類がありますしどの種類なのかは分かりませんが、ふと垣間見えるこの仄かで上品な甘さはかなり上級なバージニアを使っているのかもしれません。
ただ一つ。
今回は非常に体調が良く、飲み物も普段はコーヒーなんですが水でしたので相対的に喫味がよく感じられたのかもしれません。しかも一発目でしたし。
以前の “7リザーブ” に似てるなと思ったら、基本的なレシピは同じだそうで、ただ “7リザーブ” より重たく出来ていると。
確かにその通りで、感じる喫味の路線は同じですが、重いためか一つ一つの喫味がよく分かります。相対的に見ると全然違うタバコに感じます。
ま、とにかくコイツは美味い!
ではまた。
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