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大動脈解離からの帰還  〜5年目の病状〜

  

 

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さて、

私は5年前に大動脈解離で救急搬送されました。 

“生きるか死ぬか二つに一つ”

みたいな病気で本当に致死率は50%近い。

かの、大杉漣さん、もんたよしのりさん、笑福亭笑瓶さん等がお亡くなりになった病気です。

原因は高血圧で、血管の壁が圧力に耐えられず内膜が縦に裂け、薄くなった血管が破裂して死に至るという病気です。

 

私は本当にラッキーで裂けはしましたが破裂まで行かなかったので命を取り留めました。

 

この病気は治ることがありません。

「指先切って結構血が出ても治るじゃん。」

確かに。

しかしそれは細い血管で圧力も低いからです。

私の大動脈解離は心臓からすぐの、大人なら直径3cm以上ある上行動脈で起きたため常に高い圧力がかかり血流も速いため裂けた血管は治りません。それどころか日々の生活で少しづつ裂け目が広がっていき、薄くなった血管の壁は伸びて更に薄くなっていきます。

 

対処法としては手術で裂けた血管を人工血管に換えるしかありません。

少し前にテレビでよく見たと思いますが、救急救命24時の江口洋介や、ドクターXの米倉涼子医龍坂口憲二なんかがよく「これより上行動脈置換術を行う!メス!」

とか言っているように一時期難しい手術の代名詞みたいだった手術をしなければなりません。

もう一つ、ステントグラフトと呼ばれる人口の内膜をカテーテルで裂け目まで持っていき裂け目を塞ぐ方法があります。

ステントグラフトはバネ状になっていて、縮んでいる時は細い線みたいな見た目ですが、バネが広がるとチューブの様になって、血管を内側から押さえつける様な状態になります。

詳しくは「大動脈解離」でググるとガンガン出てきますのでそちらを。

 

 

 

今までは普通のCT撮影だけでしたが、5年目なのでもっと詳しく状態を把握したいという事で、血管造影剤を使って撮影しました。

コレがまたヒマがかかるんですよね。私は腎臓も悪いので(血管造影剤は特に腎臓に悪いらしい)まず生理食塩水を点滴してから造影剤を注射して、撮影が終わったら今度は注射した造影剤を速く出すためにもう一度生理食塩水を点滴・・・

1日仕事なので結果は後日。

 

“健康な時は健康なことに気づかない”

ですが、病気になると健康がどれだけありがたいのかがわかりますねぇ。

 

ところで私は人工血管への置換手術はしません。

5人に1人が半身不随になるらしいので。

それも足が動かなくなるだけじゃなく、ヘソ辺りから下が完全にオシャカになると。

つまり、内臓も機能しなくなるので、腸や腎臓、膀胱なども取るのでオムツ生活。

それは耐えられないと思います。

次に救急搬送されてもおそらく助からないだろうから手術を勧められましたが、ごめんこうむります。

それなら、パーンと死ぬ方がいい。

「運が悪けりゃ死ぬだけさ、死ぬだけさ〜♪」

てなもんです。

 

それにしても5人に1人ってかなりの確率ですよねぇ。嫁さんも介護なんてできんと・・・

 

ではまた。