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“フライをやろう!” 〜止まらぬ欲望 ウェーダー編〜

 

 

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さて、

“止まらぬ欲望” シリーズです。

今回はコイツを購入。

 

なんとも、B級品丸出しみたいなパッケージですが、1907年創業のれっきとした老舗の品です。

我らが、阪神素地のヒップウェーダー。フェルト底。

ウェーダー、胴長と言えば阪神素地。

因みに、「はんしんきじ」と読みます。

 

 

去年、チェストハイウェーダーを買ったんですが、いい季節になってくると暑い。めちゃくちゃ暑い。

そんでもって、めっちゃ着にくい。重い。ヒザケツが突っ張って高巻きがツラい(私にとっては1〜2mでも高巻き)。

かと言って長靴では心許無い。

で、ヒップウェーダーです。

長靴のような機動性は無いし、チェストハイウェーダーのような腹まで入れる広い防水範囲も無い、ハンパと言えばハンパ物です。

しかし、適材適所という観点から見ればコレほど私にマッチしたモノはありません。

 

昔の私は釣りと言えば琵琶湖のバスを陸っぱりかボートで狙うのが定番でして、

「そんな水辺でチャプチャプしてる場合やあらへんでぇ。」

というスタンスでしたが、

こと渓流となると話が違ってきます。

川中に立ち込めるか立ち込めないかでポイントの数が雲泥の差になると分かってからは、とにかく立ち込まないとダメだと。

 

 

さすがにかなりカッチリとした作りです。各々の繋ぎ部分にやっつけ仕事的ないい加減さが無い。

底のフェルトとブーツの繋ぎもしっかりしてます。

 

ブーツより上部分は強化ビニールで、結構な値段でしたが透湿性はありません。

自立するヤツ(ブーツより上部分がかなり分厚い生地で出来ている)は履きやすくて、ズレ止めのベルトが無いので腰回りがフリーなのが利点。しかし自立させるためにかなり分厚い素材でできているので暑いし重いし嵩張ります。

どっちにするか迷ったんですが、ゆくゆくは、

“バイクでフィッシン!”

も考えてますので「軽さ」と「仕舞いの良さ」をとってこっちにしました。

 

 

この前の渓流で使ってみました。

ブーツサイズは27cmですが(私の普段の靴は27.5〜28)水圧で潰れることがよくわかっているんでしょう、かなり余裕があるのと、形状のおかげか潰れてきても足が痛くなることはありません。

もちろん水圧で締め付けられてくるんですが、部分的に集中せずに上手い具合に分散されている感じです。

ヒップウェーダーのズレ止めベルトは横にあるモノが多いですが、このウェーダーは前にあります。

ブーツのつま先からの中心線上にあるのでねじれが無く変な方向に突っ張ることがありません。

更に柔らかく軽いビニール素材(もちろんペラいビニールではなくテントの底みたいな感じ)と相まって、川中でも陸っぱりでも非常に歩きやすい。また、破れた時の補修材も入ってます。

さすが老舗モノだけあってよく考えられてます。

フェルト底(中にはオフィスの床に敷く様な安いフェルトの物がありますがコイツは渓流用の荒めの不織布の様な感じ)なので川中や苔むした岩なんかは滑らず非常に安心感がありますが、高巻きする時の崖は滑りまくります。

まぁ、コレについては前に買ったモンベルの軽アイゼンで解決するでしょう。

 

 

私が行く川はこういう感じの所が多いので、このヒップウェーダーは活躍してくれそうです。

 

 

ではまた。