ワトスン

フライフィッシング w650 CL カブ シェルパ ナイフ 葉巻 パイプ コーヒー 焚き火

“フライをやろう!” 〜滑り止めはなにも川中に限ったことじゃない〜

 

 

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さて、

私がウェーディングに使っているウェーダーは安モノですが、一応ピン付きのフェルト底です。

最近、なんか滑るなぁ、と思って底を見たらまだ数回しか使ってないのにピンが削れて無くなってました。

何という体たらく。

だいたい、ピンがアルミってのがそもそも間違ってる気がします。

 

 

渓流釣りは川中を歩くのはもちろんの事、アプローチで急斜面や崖を上り下りしなければならないので、その際の滑り止めも兼ねて爪付きの滑り止めを買ってみました。

こんなヤツです。

1000円チョイだし手が出しやすい。

極寒の中でも硬くなりにくい柔らかいゴムで着けやすくてどんな靴にも柔軟に対応するヨと。

 

 

使ってみると、崖の上り下りは安心感がありますし、川中の苔むした岩でも滑らないので、一歩先に神経を配らなくてもいいので歩くのが楽になります。

コリャ使えるわ、と喜んでましてが・・・

 

めんどくさいので付けっぱなしにしてるのでよく見てなかったんですが、2回目の崖の上り下りで、ん?なんか滑るなぁと思ったらなんと爪が折れ曲がってる・・・

えー!

爪、弱すぎ・・・

 

 

更に3回目、川中でも滑り出して、んー?どうなってんの?と底を見ると・・・

爪無いじゃん・・・

 

 

説明書には、

「一般道路での雪や凍結時における転倒低減用」

とあるのでハードユースには使えないということですな。

これぞ「安物買いの銭失い」の見本です・・・

 

 

しかし、あの一発目の安心感は是が非でも欲しい。ということでいきなりレベルアップ。

山の雄モンベルの、滑り止めも滑り止め、「軽」は付きますがアイゼンを購入!

まぁ、これにしたって雪道凍結路用ですので本来の目的とは違う使い方をする訳ですが・・・

私は昭和の人間なのでこういう、「どうかな?」というものを買う時はなるたけ対面で買いたいので店まで行って買ったんですが、モンベルの人の対応が面白くて、私が渓流で使うと言ったら、

「魚が食べる、岩についた苔なんかを、このアイゼンで歩くことによって掻き落とすことになるのはどうかなぁ」

と、遠回しにやめろと言われました。

まぁ、使用目的が違うことによるクレームは聞きませんよと言いたかったんでしょう。

「僕たちモンベルは自然を大事にしています!」

昔から素晴らしい意図だとは思いますが、なんかハナにつくんですよね・・・

しかし、流石にモノは良い。

 

早速装着してみます。

このゴムともプラともシリコンとも言える様なバンドですが、エラストマーと呼ばれるかなり柔らかい素材です。

いやー、こんな柔らかいとすぐズレそうやなぁ、と思ったんですがあにはからんや

この写真は2時間ほど川中を釣り上がって戻ってきた時の写真ですが、爪の折れはありませんし、ズレも全く無い。

このバンド、粘弾性が高いというふれこみで、確かにウェーダーのゴムに対して粘着する様な感じなのでズレないんでしょう。

ともあれ流石はモンベル、コイツは使えます。

 

しかし、釣れんな・・・

 

ではまた。