ワトスン

フライフィッシング w650 CL カブ シェルパ ナイフ 葉巻 パイプ コーヒー 焚き火

“フライをやろう!” 〜ラインを比べる〜

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

さて、

前回の続きで、今私が所持しているラインを投げ比べてみます。

リール(私のリールは全部中古。安上げです)が足りませんので全種類をいっぺんに比べることはできませんが、今回無いラインも以前に投げてます(場所は同じ 状況もほぼ同じ)ので覚えている限りで比べます。

同じ場所、同じ状況(右真横から2〜3mの風)です。

ロッドはリバーピークJP6(7フィート2番ミドルアクション)。

フライフィッシングを始めて1年程の我流のどシロウトが投げているというのをお忘れなく。

 

 

DT(ダブルテーパー)2番

コイツはフォルスキャストがやりにくい。

飛ばそうとして少しでも力むと、ループが大きくなって、それこそ目の前2〜3mにホワホワホワワ〜ンと落ちてしまいます。

更に風にめちゃくちゃ弱い。

真横から風が吹いているこの状況では9時半方向に流されて全く前に飛びません。

帰宅後、即同じDTの3番に巻き直し。

変わらずフォルスキャストでの遠投(今の私の技量では20mでも遠投です)は無理ですが、1番手変わるだけで10mくらいならなんとか投げられます。ただし真っ直ぐ投げるのは無理。やはり風に弱いのは変わらないので11時方向に曲がっていきます。 

しかし、風のない時に10mを意識して、ラインスピードを上げないようにゆっくり振るとスルスルと綺麗なループで素直に飛んでいきます。ピンポイント性も良くて狙った所に落とせます。

特筆すべきはサイドキャストがやりやすいこと。

渓流では頭上に木の枝葉が覆いかぶさっていることが多いので、横に振って狙った所に落とせるのは大きな利点です。

ロールキャストやペリーポークは5m位なら投げられますが、スペイ系のキャストはやりずらいです。

このラインは車で言うところの、“昔の軽のNA車” ってところですか。フライバイワイヤーのアクセルではなくワイヤーでスロットルを引っ張るタイプの。アクセル踏んだだけ加速する様にロッドを振った分だけラインが出ると。しかし最高速は遅い=ラインの出る距離は短い。

 

 

WF(ウエイトフォワード)の2番

因みに、リールはダイワ精工のアルトモア S100。1番のお気に入りです。

このラインはこのくらいの風だと負けずに飛びます。

このラインを使うとどうしても遠投がしたくなって結果力んでしまいます。諦めの境地で何気なく振ると意外に距離が出ます。欲が出て、もう少し力を入れて振ればもっと飛ぶんじゃないかと思って振ると・・・

飛びません・・・

まだまだ力の入れどころが分かってない証拠です。

コイツは車で言うところの、“スーパーチャージャー” ってとこですか。軽い踏力でリニアに下からトルクが出るスーパーチャージャーの様に、始めから軽く振ればスイッと飛ぶ。

ピンポイント性はあまり良くありません。私見ですが結構左右にバラける感じです。

 

 

スピードキャスター(DWF ダブルウエイトフォワード)の2番

このラインは本当に投げやすい。多少力んでも飛んでいくし、いい加減に振っててもそれなりに飛んでくれます。

風にも強くてこのくらいの風ならあまり流されません。

フォルスキャストも出来るしスカンジ系のキャストも出来る、というのが売りになってますが、どちらかと言うとスカンジ系のキャストに重点を置いている様な気がします。

フォルスキャストで遠投しようとするとバックキャストでのラインの重みが感じにくく、ターンのタイミングが取りずらい。

 

 

スピードキャスターの3番

2番が好印象だったので3番を購入。

コイツはバックキャスト時のラインの重みがよく分かり上手くターンできるようになりました。

ワンバックワンシュートがやりやすいし、ロールキャストやペリーポークもそれなりに飛びますが、なによりキチッとハマると思ったより飛びます。

ピンポイント性は微妙なところで、左右のズレは少ないんですが、思ったより飛んだり、手前だったりと前後にバラつきます。

コイツは車で言うとドッカンターボですね。タービンが回り出すとドカッと前に出たり、思わずドカッと踏んでもトルクが出ないように、ハマる振り方をすると思ったより遠くへ飛ぶし、ヘタに振ると手前に落ちる。

ターボを効かすように回転を維持すれば気持ち良く走れるように、出すラインの長さを維持して振れば気持ちよく投げられます。

 

 

今、私が行ってる釣り場のメインは渓流なので、それを踏まえると一番使い易いのはDTの3番になります。

普通に振ってればラインの出始めからフライの着水までどシロウトでもコントロール出来ますし、ロールキャストやペリーポーク、サイドキャストもやりやすく、ピンポイント性も良い。

ただし、短距離(5〜10m)に限りますし、今回のロッドはJP6でしたが、当然ロッドが変わるとまた違ってきます。

いずれ遠投用にSH(シューティングヘッド)も手に入れようと思ってます。

 

 

 

 

ラインの種類なんてそれこそ星の数で、リバーピーク1社を取ってもまだまだあります。全体的に見るとキリがありません。

まんまとカモになってるような気もしますが、納得いくところまで行こうと思います。なんせ趣味なんで・・・

 

ではまた。