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さて、
我が愛しのスーパーシェルパは2005年式のいわゆる後期型です。
キャブ車で排ガス規制をパスする為にそりゃもう涙ぐましい努力をしたのが分かります。
“KREEN”を始めとして、走りを無視した規制をパスする為だけのキャブセッティングやフン詰まり状態のマフラーなどなど・・・
おかげで始動性は悪いわ、加速は鈍いわ、上は伸びないわと走りに関しては悪いことしかありません。特に始動性に関しては閉口します。
私のシェルパは “KL250H”という形式ですが、初元を辿れば40年近く前の “KL250R” が先祖になります。
シェルパは公称26馬力(後期型の実馬力は16〜17馬力らしいです・・・)ですが、コイツはなんと公称38馬力で実馬力は40馬力超えてたそうです・・・
この頃は各社とも、排ガス浄化や燃費は二の次で馬力競争してましたからねぇ。いい時代でしたよ・・・
始動性に関しては、点火系の強化と若干のキャブセッティングで、以前のように気温が10度以下になると始動に1時間かかるということは無くなりましたが、それでも20分はかかります。
キャブのチャンバーのガスを抜いて新しいガスに入れ替えてチョーク引っ張りながらアクセル触りたいのを我慢してセルを押すという一番良しとされている方法でもです・・・
たまに「始動性が悪いとは全く思いません」とか「取説を読んでないからだ」とか言うレビューがありますが、自分の個体がそうだからって皆がそうとは限りません。
このスーパーシェルパに関してはこれから長い付き合いになるような気がするので、純正のミクニBST34キャブに金はかけず、FCRに交換する方向です。
全く昔からミクニのキャブはロクなことがありません(私見です)。
とにかく、キャブは置いといて今回は念願の規制前マフラーが手に入りましたので交換します。
規制前後で外観は変わりません。
上が今回手に入れた規制前、下が付いていた規制後。私のシェルパの走行距離は現在16000キロチョイですが、私のマフラーのほうが焼けてますね。
因みに規制前の刻印は “K368”、
規制後は“K407”です。
手に入れた規制前マフラーはガードにすり傷があるくらいでめちゃくちゃ綺麗です。数千キロ程で外品に交換されたんでしょう。
接合部もキレイです。
見た目の違いと言えば、エンドパイプの太さくらいですか。
規制前の方が少し出口が太いですね。
中身も若干違うらしいですがわかりません。
交換自体は5分てとこです。
エキパイとの接合部分にガスケットがあるのを発見。固着してたのがゴソゴソやってるうちに取れたんでしょう。排気漏れは無いので部品が届き次第後日交換します。
交換後は、排気音が「タタタタタ・・・」から「バタバタバタ・・・」に変わりました。抜けも多少良くなりましたが上のほうは苦しそうです。
しかしさすが純正だけあって下のトルクも落ちてませんし変な谷もありません。
最高速も今まで下りでやっと120キロでしたが、長い距離は要りますが(いつも最高速テストする直線は1キロほど)平地で120キロ出るようになりました。ただ高速道路で100キロ巡航はキツそうです。ちょっとした登りや風で簡単に速度は落ちてしまいますので巡航は80キロが限界でしょう。
まぁ私は高速道路が嫌いで緊急時くらいしか乗りませんので目をつむっときます。
驚いたのが冷間時のエンジン始動性。今まで気温がマイナスになると始動に最低でも20分はかかってましたが、マフラー交換後はなんと5分でかかりました。それでも他車から見れば長いですが大躍進です。コレが偶然でない事を祈るのみ。
続いてハイスロ。
もちろんシェルパ用なんぞありませんのでアクティブの汎用品。
ワイヤー長900mm、コーン径は最大の44mmをチョイス。シェルパのキャブは悪名高き(?)ミクニBST34。CVキャブでそんなにシビアなアクセルワークは要りませんので最大径にしました。
付属しているグリップがイマイチなので変えるかもしれませんが、それ以外は十分満足できます。
握り直ししなくても全開にできるのは気持ちいいもんです。
遠い話ではありますが、将来キャブをFCRに変えた時、あまりにもアクセルがシビアだったらコーン径を調整します。
ではまた。
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