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“アルトで行こう!” 〜スズキの名機 K6Aエンジンで遊ぶ〜

 

 

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さて、

我が愛しの、歴代最低販売台数を誇る2005年式HA24S6代目アルト。

この頃のスズキの名機K6Aエンジンはこんなお手軽チューンが出来ます。

見にくいですが、エンジンルームの黒く丸した所にヒューズボックスがあります。ボンネット開けて右上。

 

ヒューズボックスの中です。

もう外してますが、左上の角の所に刺さっていたのが、

“イグニッションレジスター”

という点火タイミングを制御するモノ。

中身は単なる抵抗だそうで、抵抗値を変えて点火タイミングを変えているそうです。

元々はタイミングチェーンが伸びたりして点火タイミングが狂ってきたときに適正値にするためにあるそうですが、逆に言うと自由に点火タイミングが変えられるという事で変えてみました。

 

 

純正は、てか、これから変えるモノも純正ですが、元々付いていたのは6番でした。1番から途中にN番(5番と6番の間)を挟んで11番まであるそうで、数字が上がるほど進角します。

とりあえず8、9、10番を購入して試します。

バッテリー外して15分。レジスターを差し替えてバッテリーを繋いで15分アイドリング。

順次試しましたが一番元気の良い10番に決定。

9番以降はハイオク推奨、10番以降はハイオクにプラスしてレーシングプラグ推奨、という事ですが、私は元々ハイオク入れてますし、プラグも元々イリジウムプラグを使ってますので問題無いでしょう。

ふと、11番の事も浮かびましたが、KEIなんかのワンメイクレースでここ一番て時に使われているそうなのでやめときました。何事もやり過ぎはいけません。

 

 交換後はとにかくアクセルの反応が良くなりました。インジェクション車によくある、アクセル踏んで車が前に出るまでのタイムラグとアクセルの踏み直しでのトルクの薄さが、かなり解消されました。しかもこの車、生意気にアクセルがフライバイワイヤーなので更にアクセルの反応が鈍かったのがまるでキャブ車みたいです。

加速もかなり速くなりました。

80キロから100キロ到達までが鈍かったんですが、スイッと100キロまで加速するようになりました。そこから上は相変わらず鈍いですが・・・

しかし、足回りが付いてこないので、お山を元気良く走ることはできません。

それに、エンジンの基本性能を上げてトルクを太らした訳ではないので、例えば乗車人数が一人でも増えると途端に力不足を感じます。まぁ、この排気量ではしょうがないですね・・・

あとこの車、アクセルオフでコーナリングすると低速でもかなりアンダーが出ます。コーナーでのアンダーはFFの宿命みたいなもんですがこの車は出すぎです。街中はまだしも、郊外のスピードアベレージが上がる道路やちょっとしたワインディングでは左足ブレーキとサイドを使って運転した方が安心です。

もう少しリアのトーを開いた方がいいかもしれません。

 

送迎お買い物車という事を考えるとここまで加速しなくても、アクセルの踏み直しの鈍さだけマシになってくれればいいんですが、しばらく燃費を見てあまりに悪いようならまた元に戻すかもしれません。

一説によると車検時のガス検査に通らないこともあるらしいですし・・・

 

 

次いでアルミテープチューン。

エアクリボックスのそれぞれの部分をテープで橋渡しして、どうせならって事でバッテリーまで持って行きました。

 

あとは、フロントバンパー裏、マフラーエンド、ショックに貼り付け。

効果は・・・

 

ではまた。