ワトスン

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“パイプをやろう!” 〜パイプデビュー〜

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さて、

子供の頃から気になっていたのが “パイプ” です。

服の仕立て屋をやっていた私の爺ちゃんが、葉巻とパイプをやってたのを子供心に、

「爺ちゃん、カッケー!」

と、田舎に帰る度に思ってました。

オヤジが吸っていた “エコー” と違い、葉巻もパイプも、物凄く良い香りがしていたのを覚えています。

婆ぁちゃんに、

「子供の前で吸いなさんな!」

と怒られている姿は見て見ぬ振りしてましたが・・・



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葉巻と違ってパイプは昔から庶民的な楽しみでした。

その昔は、葉巻=金持ち、が当たり前で庶民には高嶺の花ですし、紙巻きタバコも今のような機会巻きではなく手で巻いてましたので手間がかかります。

それにひきかえパイプは葉っぱを詰めるだけなので簡単お手軽な訳です。



超•超有名なアメリカはミズーリ州メシャムのコーンパイプ

もう、コーンパイプと言えばメシャムしかないと言われるそうです。

あの、マッカーサー元帥のコーンパイプもこのメシャムだそう。



コーンパイプはその名の通り、トウモロコシの芯を加工して作った物です。

タバコ葉を燃やすので、単に乾燥させてくり抜いただけでなく、何らかの処理はしてあると思うんですが・・・

農民の知恵が滲み出てますよね。

モノがモロコシの芯なんで安い。¥1400。



内側。

下端の横に穴を開けて、真ん中に穴を通したコレまたトウモロコシの芯を突っ込んであります。なんか子供の工作みたいで笑いますな。

細かい葉っぱを吸い込みそうやなぁ、と思ってましたら、フィルターが付いてました。



もう一本が、“シャコム  マルセイユ442” おフランス製です。コイツはお高くて一万円。私にとってはお高いですがパイプの世界では中の下ってとこですか・・・

同梱の袋がシンプルで良いですね。しかし、フランスは雄鶏が好きですよね。ルコックのマークも雄鶏だし。


このくらいのベント(吸い口の曲がり方)が好きです。

ストレート(真っ直ぐ)は咥えてると重いし、フルベント(咥えるとあごの下くらいに火皿がくる)はこれでもかっ、ていう感じがしてあまり好きではありません。


おそらく、タバコを吸わない人でもパイプはマニアの世界だろうなと予想がつくと思いますが、まさしくその通り。

それこそ星の数ほど種類がありますし、自分で作る人も多いですね。

色々な中でコイツは、ボウルから伸びるシャンクがビット近くまで四角いのが特徴です。

たまに四角っぽいのは見かけますが、ここまでカチッと角が立つほど四角いのは珍しいです。角に指が引っかかるので持ちやすいのが好きです。


見えませんが下の方に煙道と呼ばれる穴が開いてます。


ボウル部分はこの木目が価値を左右するそうです。コイツは縦に揃ってますがハッキリしてませんね。まぁ値段相応こんなもんらしいです。



たいがいのパイプは掃除出来るようにマウスピースが外せます。

コイツには、灰や細かい葉っぱを止める “金属フィルター” が付いていました。通は外して吸うそうですが、素人なので付けときます。勿論、洗えるので再使用可。



“コンパニオン”  と呼ばれる小道具。500円。


火皿の葉っぱを押さえるタンパーや、

火皿の灰をほじくる棒や、何故かスプーンが付いてますが使い方不明です。



最後はコレです。葉っぱが無けりゃ始まりません。

  

記憶が薄いんですが、私の爺ちゃんは左の様なカンカンから葉っぱをつまんでパイプに詰めていた覚えがあります。こんな綺麗ではなくサビサビでしたが、それがまたカッコ良かったんですな。

その左のカンカンが、

 “シャコムno.2”

右の袋入りが 

“アンホーラ  イングリッシュブレンド

パイプ吸いなら誰もが知ってるブランドだそうなのでとりあえずこの二つを。


両方50g入りで2000円ちょいです。一回で使う量を計りましたが、ボウル満タンでおおよそ2gくらいでしたので、25回は楽しめると。

一回80円・・・

紙巻き一本と比べると倍以上の値段ですが、紙巻き一本吸うのが2〜3分なのに対してパイプは一回が1時間前後ですので時間を考慮すると激安になります。葉巻に比べると天地の差。


さぁ、新しい世界を覗いてみましょう!! 楽しみです。


ではまた。