さて、
皆さんご存知の通り石油元売会社は吸収合併を繰り返し現在に至ってます。
なかなか懐かしい名前が出て来ますね。
日石の「ダッシュレーサー100」とか、モービルのオイル「モービル1」なんかはCMで有名になったりしました。
以外に思ったのは、ツーリングで田舎に行くとよく見た「キグナス」と「太陽石油」で、ずっと1ブランドです。まぁ、キグナスはコスモ傘下なので1ブランドとは言えないかもしれませんが、太陽石油はずっと独自ブランドを守ってます。この会社は独自ルートで「東側(ソ連やルーマニアなど)」の石油を輸入して存続しています。
次いでこれも皆さんご存知の通り、昨今のガソリンは各社混合です。
唯一ハイオクだけは別輸送だったシェルも出光との合併で混合になりました。
この、「混合ガソリン」ですが、成分をまぜまぜしているわけではありません。
以前は各社が集積所、あのバカでかい保存タンクを持っていてそこから自社のGSに輸送していましたが経費節減の為、各GSから近いタンクを共同で使うようになりました。
例えば、コスモの集積所にエネオスやらアポロのローリーが並んでいる状態です。
半年ほど前にシェルのスタンドの人に聞いたことがあるんですが、一番近い集積所から運んできているので場所によってブランドが違うそうです。
因みにそのシェルのスタンドのハイオクはコスモのタンクのハイオクでした。
つまりは昔のように各社独自のブランドのガソリン(例えばシェルのハイオクV-powerなど)ではなく、「レギュラー」「ハイオク」という括りだけになったという事です。
これだけ電気電気と言われれば、経営統合して商品の統一化と輸送の効率化は仕方ない事かもしれませんねぇ・・・
「海賊と言われた男」の血を引く出光もさすがに打つ手なしか・・・
ではまた。
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