さて、
今更ながらに世界のホンダ、世界のスーパーカブに感動しております次第ですが、なによりも楽しいんですなぁ。
自分のものとして所有したのは実は初めてで、自分のものになるとじっくりといろんなところを見るようになりますが見れば見るほど、
“質実剛健”
“機能美”
なんて言う言葉がまさしくカブのためにある言葉ではないのかと思ってしまいます。
ロータリーのギアはCLで慣れてますし自動遠心クラッチもだいぶ慣れてきました。
この自動遠心クラッチってのはほんと良く出来てますねぇ。
なんか楽しいし。
はじめは、「ガッシャン」とチェンジしてましたがクラッチ調整してからは「パシンッ」と気持ち良く変わるようになり楽しさ倍増です。
私のこのカブは90なので社外のエンジンパーツが少ないのが玉にきずですね・・・
いじらなくても十分だろ、ってことだと思いますが、ビジネスバイクとしての使用なら文句はありませんが、こと趣味として使用するとなると50の方が社外パーツが多い分多様な仕様に対応できますから、イジるのなら50をお勧めします。
例えば、ノーマル90と50をボアアップした90とでは排気量は同じでもボアアップした90の方がはるかに速いし乗りやすいです。
もちろん、”レース用部品で改造” というくくりになるので耐久性は劣ると思いますが。
上の写真は2年ほど前に改造した、私のもう一台の横型エンジン搭載バイクのCL50の改造中のエンジンです。
90のピストンを付けたところですね。
外した50のピストンはなんかカワイイですね。小さい。
ボアアップだけならケースは割らなくても出来ますが、せっかくなので全バラにしました。
やってる時は楽しいんですが、いざ組み上がってみると不安が一杯でした。
なんせ素人がバラシて組んだわけですから・・・
このCLはもちろん何の問題もなく走れてますが、いくら質実剛健な横型エンジンといえどもここまでサワると腰下にはかなりの負担がかかっていると思います。
なので、やはり寿命は短いでしょう。
世界で最も売れた2輪車というだけでなく、”輸送用機器” としても世界最多というカブがここまで信頼を得るのはやはり質実剛健な耐久性に他ならないでしょう。
そのカブの代名詞ともいえる耐久性をわざわざ削ってチューンする・・・
愚の骨頂だと言われれば、全くその通りですがそれが ”カブ乗り” の宿命かもしれません。
もちろん、”一部の” カブ乗りですが・・・
ではまた。
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