原作 マイケル・クライトン(ジュラシックパーク等)
監督 バリー・レヴィンソン(ヤングシャーロック、グッドモーニングベトナム、レインマン等)
この映画何がすごいって、男に対するセクハラ問題、女性幹部のパワーゲーム、すでにガラケーが登場している、すでにVRが商品化している、など今の最先端(ガラケーはおいといて)を描いているところがすごい。
24年前の映画ですよ?
これは、原作者のマイケル・クライトンが先を見通す目とそれを形にする知識を持っていたということに他なりません。
マイケル・クライトンというとまず最初に ”ジュラシックパーク” が浮かびますが、結構、化学知識や医学知識(本人は医者で博士号も持っている)をふんだんに使った物語を多く世に送り出しています。
私は特にこういう化学的要素を元にした物語が大好きで(これぞ文字通りのS.F.サイエンスフィクションですね)同じS.F.でも遠い宇宙で宇宙人と宇宙船でドンパチってのは好きじゃありません。
ここで描かれているV.R.はちゃっちいものではなく、今のものとほとんど変わらないものになってます。
いや、凄い。
マイケル・ダグラスにセクハラを仕掛けるのがデミ・ムーアですが、この頃は悪女というか強い女を演じたら右に出るものは無いって感じで、ゴーストの可愛いイメージは全くありませんね。本人もその可愛いイメージを払拭したかったのかもしれません。
なんたってこのあとの主演が ”G.I.ジェーン” ですからねぇ・・・
強い女の極致ですなぁ・・・
ともあれこの ”ディスクロージャー” は一見の価値ありです。
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