ワトスン

w650 CL カブ シェルパ ナイフ 葉巻 パイプ コーヒー 焚き火

“ダブルで行こう!” 〜じゃあな!〜

 

 

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さて、

つい先日ですが・・・

ダブルを手放しました。

 

2018年の9月に購入したのでちょうど4年間乗った事になります。

トライアンフが買えない人用バイクとか言われてましたが、トラよりはるかに信頼性はあるし、何しろ軽い。

いや、軽いったって200キロ以上ありましたが、本家トラとは比べものにならないくらい軽くて取り回しも楽です。

 

しかし、機動力は物足りませんでした。

排気量は名前に“650”と入っているので649ccくらいかと思いきや実際には675ccあります。

それだけの排気量がありながら馬力はカタログ値が48馬力。実馬力は43〜44ってところでしょう。

トルクも5キロ位ですので、トルクに振っている訳でもありません。トルク感があるのは重いフライホイールを使っているせいです。

以前乗っていたMT07は700ccで70馬力超えてましたし、なんと言っても車重が180キロと異常に軽かったので(インジェクションの最新鋭機でもあるし)スピード感は比べ物になりませんでした。

もちろん、比べるようなバイクではないというのは分かってます。

まったりと行くバイクというのはわかってましたが、やはりいざ開けた時は排気量なりのスピード感が欲しいというのが現実でした。

それでも、2年目迄は月イチペースで乗ってましたが、3年目に入ると3〜4ヶ月間が空くようになりました。去年に至っては2回しか乗ってません。

錆びついてきて汚くなるのは見るに耐えないのでその前に嫁に出した訳です。

 

私は、80年代の空前のバイクブーム真っ只中世代で、バイクが好きになったきっかけはレース。

スペンサー、シュワンツ、ロバーツ、レイニー、ローソン、ガードナー、クーリー・・・

今でも名前が廃れないレジェンドばかりの時代。

500ccの2スト・・・

今では考えられないモンスターマシンが「カーーーンッ」という甲高い咆哮でストレートを全開。

コーナー手前の

「カン、カーン、カーーン!」

と回転合わせのブリッピング

いやーカッコよかった。

特に、平忠彦は外人ばっかりの中でトップ争いもして優勝もしていたので大好きでした。

平のテック21カラーのFZRはカッコよかった・・・

因みに、男性用化粧品としてテック21 ヘアムースは今でも歴代最高売上らしいです。

「ヘアスプレー」ではなく「ヘアムース」というネーミングもこの時代からで、なんとなくイケてる感ありましたよね。

 

 

やはり心の奥底に速いバイクが好きだ、というのがあるのかもしれませんねぇ。

ありがとうW650、次のオーナーがいい人であることを祈ってるぜ。

じゃあなっ!

 

“パイプをやろう!” 〜スウィートダヴリン 〜

 

 

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さて、

シャコム スキッパー41で、

“スウィートダヴリン  ダニッシユミクスチャー ウィズ アイリッシュウイスキー

をやります。

 

 

 

 

《 火付け前の葉っぱは甘い香りと微かにウイスキーの香りがして良い香り  火付け後はチョコレートの甘さを薄くしたウイスキーボンボンみたいな喫味  硬めのスコッチと相性が良さそう  コレは美味い 》

 

 

 

しかし・・・

葉っぱのこのパッケージはなんとかならないんですかねぇ。

このスウィートダヴリンは注意書きがまだ半分ですが、缶モノになると8割が注意書きです。

100年以上の歴史のあるタバコがザラにあるのに、この注意書きのせいでパッケージが台無しです。

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

“葉巻をやろう!” 〜モンクリの3番〜

 

 

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さて、

モンテクリスト  No.3”  です。

今現在貴重なキューバ産。

まぁ、モンクリ3番は不人気なので売れ残りが何処かにあるかもしれません。

 

 

《  ダークチョコレート  トースト  ピリッとスパイス  》

うーん、ある意味異質、アウトローな喫味で、モンクリらしさがありません。

喫味も浅い。

 

人気が無いのがわかりました。

 

ではまた。

 

 

 

“パイプをやろう!” 〜シャコム スキッパー41〜

 

 

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さて、

今回は、“シャコム スキッパー41” です。

サンドブラストされたボウルに真ん中のシルバーがなかなか渋いフルベントの一品です。

 

 

長さが14cmほど。

 

 

チャンバーは木の肌のままで、カーボンは塗布されてません。

このまま普通に吸うと熱が直接木肌を攻撃して焦げたり、下手すると穴が開くそうなのでブレイクインという方法をとらなければなりません。

これはチャンバー内の壁にカーボンを付けるための方法で、詰める葉っぱを半分以下にして立ち上る煙で壁にカーボンを付けていきます。

 

 

煙道は9mmですがアダプターで3mmになってます。

 

 

9mmのフィルターを使ったり・・・

 

 

くるクールを入れたり、もちろん何も無しも。

これだけ多様な使い方出来るのは素晴らしいですね。

 

 

ではまた。

 

 

“パイプをやろう!” 〜リバースキャラバッシュでファウエン オックスフォードno.5〜

 

 

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さて、

紅茶の香りで有名な葉っぱ、

“ファウエン  オックスフォードブレンドNo.5です。

・・・惑うことない紅茶の香りがするのかと思いきや、言われてみればというレベルです。

 

こいつを、

“シャコム リバースキャラバッシュ” でやってみます。

 

 

火を入れてみると、

まぁ、確かに香りますが思っていたよりもかなり薄い香り。

紅茶の喫味はありません。後味が少し甘いか・・・

このリバースキャラバッシュというパイプはシャンクの空洞で煙が冷やされるという利点がありますが、一旦、広い部屋を通り煙の密度が下がるため喫味が薄く感じるという欠点もあります。

このオックスフォードのような薄い香りや喫味の葉っぱは避けた方がいいかもしれません。

 

 

うーん今回はいまいちでした。

 

ではまた。

 

“パイプをやろう!” 〜シャコム リバースキャラバッシュ〜

 

 

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さて、

今回は、

“シャコム リバースキャラバッシュ”

です。

 

 

12cmほどのかわいいパイプです。

 

 

コイツの特徴はシャンクが広い空洞になっていることです。

普通は煙道の穴が通っているだけですが、コイツは大きな部屋になっていて、ここを通ることによって煙が冷やされるそうです。

煙や葉っぱが熱くなると香りが飛んでしまい、喫味も辛さが前に出てきて本来の味が分からなくなります。

この辺りがパイプの難しいところなんですが、このパイプはその難しさをやわらげてくれそうです。

 

 

煙道は3mmで金属フィルター付きでしたが、外してペーパーフィルターを入れました。

 

 

この空洞の威力やいかに?

 

ではまた。

 

“カブで行こう!” 〜ヘッドチューン〜

 

 

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さて、

今年の2月に出来上がっていましたチューンヘッドを載せました。

思ったより費用がかさんだ為支払いができずにずれ込みました・・・

 

 

カブ90を4速化する為に買ったCD90のエンジンのヘッドをベースに、

•修正面研

 

•レーサーNSF100のバルブを加工して吸排気プラス1ミリのビッグバルブ化。エイプのバルブの方が安いですがNSFのバルブはフラットバルブなので圧縮アップ。

 

•当然、バルブシートも打ち替えて最適化。

 

•インマニとの段差を無くすためイン側ポート研磨。

 

•ゆくゆく、105ccへボアアップした時の圧縮アップを見越して強化スタッドボルトに交換。

 

NSF用ダブルスプリング。

 

•CD90純正カム。元々4速なのでシフトチェンジに無理がなくスムーズ。

 

 

ついでにエアクリのフィルターの掃除。

 

 

ボックス内ファンネル仕様にしてます。なんちゃってアルミテープチューンも。ファンネルには自作整流板。この整流板ってのは効き目あります。確実に吸気流速が上がります。

 

 

テストでアップダウンの激しい低速コーナーが続く林道を走ってみました。

劇的な変化はありません。全域で少しトルクが太ったくらいです。願わくば3速で登れなかった登りを登って欲しかったんですが叶わず。

CD純正カムで上は回りませんのでパワーは上がってません。

が、封印されている感はあります。カムを変えれば面白くなりそうなんですが・・・

てか、ノーマルエンジンでカムと吸排気系だけ変えても結構面白いかもしれましんね。

ノーマル90ccエンジンが持っているポテンシャルは結構高くて、キャブとマフラーでかなり抑えられている感があります。

 

でもやっぱりボアアップしたいですねぇ。

 

ではまた。

 

 

“パイプをやろう!” 〜ピーターソン シャーロックホームズ〜

 

 

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さて、

プチシャーロキアンとしてはほっとけない葉っぱがあったので手に入れました。

“ピーターソン   シャーロックホームズ”

19世紀後半のまさにホームズが活躍した頃のミクスチャーだそう。

火入れ前の香りはもろにレーズンです。

因みに、私のハンドルネームの “ワトスン” はホームズの友人の “ジョン・ワトスン” からとったものです。

 

 

 

ん、喫味もレーズン。

渋甘酸っぱい。

うまくバランスされているので上品です。コイツは美味い。

 

 

 

19世紀後半と言えば、まさしくシャーロックホームズが活躍した時代。

産業革命が花盛りでイギリスが世界の覇王になっていきます。

ベーカーストリート221Bのあの部屋で、ホームズとワトスンが会話している光景に想いを馳せてしまう一品でした。

 

 

ではまた。

 

“パイプをやろう!” 〜フィルターとお手入れ〜

 

 

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さて、

パイプには ”煙道” という煙の通り道があります。

ここは3mm,6mm,9mmと3種類の径があり、それぞれにフィルターがあります。

 

シャコムのマルセイユ442。

コイツの煙道は3mmで、元々金属フィルターが付いています。

しかし金属フィルターは葉っぱが燃えて出る水分を吸わないので、私は取り外してペーパーフィルターに変えています。

トイレットペーパーの芯みたいな単なる円筒形の紙なので葉クズや灰は止められません。水分を吸収するだけです。

 

 

メシャムのコーンパイプ。

コイツの煙道は6mm。

コーンパイプ用のフィルターが出てます。コーンパイプは6mmが多いのかもしれません。

コイツはスカスカではなく、中にガサツに紙切れが入ってる感じです。

 

 

 

シャコムのスキッパー41サンブラ仕様。

コイツは9mmの煙道ですが、デフォルトではアダプターが付いて3mmになっており金属フィルターが付いてます。

マルセイユもそうですが、金属フィルターはあまり意味が無いと思うのでアダプターごと取り外して9mmのフィルターを入れてます。

 

さすがに9mmにもなると中身は色々で、単なる紙きれや多孔石、活性炭なんかがあります。私は活性炭のヤツを使ってます。

喫味が変わるのが嫌だと言う人もいますが、雑味が取れて葉っぱの味が引き立つので私は好きです。

ただし、モノによります。

 

 

 

 

次にお手入れをします。

“モール” と呼ばれる、細いブラシを吸い口から入れてゴシゴシと。

モールは基本、使い捨てです。

50本280円くらいで、安いのか高いのか微妙な値段です。一度洗って再使用してみましょう。

後は、マウスピースと外身を拭くだけ。マウスピースの材料は色々あって、安いヤツはプラスチックだったりしますが、ソコソコになるとエボナイトが多いです。お高いのになると、水牛の角や象牙、サンゴなんてのもあります。このエボナイトは最初、深い黒色で鈍く光ってるんですが、咥えると歯で噛むのですぐにみすぼらしくなってしまいます。

そこでコイツ。

マウスピースポリッシュ。コイツで磨いてやればあの鈍い輝きを取り戻します。

 

 

お掃除してじっくり眺めてると、どうしてもニヤついてきます。

まさしく、趣味の世界ですねぇ。

 

 

ではまた。

 

“パイプをやろう!” 〜442でバルカンを〜



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さて、

今回は、“シャコム マルセイユ442” で、


“ビル・ベイリーズ  バルカンブレンド” を試してみました。

“ラタキア” という葉っぱが含まれていて、独特な香りと喫味が楽しめるそうです。



そそくさと用意します。


お味は・・・

酸味が強くて他の葉っぱの喫味がよくわかりません。この酸味がラタキアの特徴らしいですが、美味いかと言われると、

・・・不味くはないが・・・

と微妙な感想になってしまいます。



まぁ、まだまだ吸い方も分かってないので、繊細なところが分からないのかもしれません。

葉巻もそうでしたが、やはり数をこなさなければ分からないことも多々ありますので・・・


ではまた。


“パイプをやろう!” 〜実際に吸ってみます〜



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さて、

実際に吸ってみます。

まずはコーンパイプで、

“アンホーラ  イングリッシュブレンド” から。



モノの本によると、

「底のほうは軽く入れて、上に行くに連れて強めに・・・」

・・・めんどいし強弱の塩梅が分からないので適当に詰めます。



着火はガスライターで。

葉巻と同じでオイルライターだと匂いが移ってしまいます。

火を点けると、コーヒードリップの時の粉のようにムクムクっと葉っぱが盛り上がって来ますのでそれをタンパーで押さえます。


葉っぱが盛り上がって来て隙間が出来ると火が伝わって行かないので、すぐ消えてしまいます。

気持ち強めに押した方が火持ちはいいです。

因みに、私の爺ちゃんは指で押さえてました。私もいつか挑戦してみようと思います。



パイプは葉巻と同じく、基本は口腔喫煙です。いわゆる “ふかし” です。

さて、お味の方ですが・・・

葉巻に比べるとボディはかなり軽く感じます。葉巻の重い煙に慣れているので、初めは喫味が分からず煙の量も少ないので、なんじゃこりゃと思いましたが、吸い方にコツが要ることが分かってきました。

煙が少ないともっと吸い込もうとついつい強吸いしてしまいますが、葉巻以上に “息吸い” が必要です。

ゆっくり長く息をする様に吸うと、まるで吸い込む量に反比例するかのように煙の量が多くなります。

この、“アンホーラ  イングリッシュブレンド” は、上品な酸味と仄かな甘みが上手く調和していて、あー、コレがベーシックなんだろうなという喫味でした。



次に、“シャコム no.2” 。

コイツは・・・

葉っぱの香りは惑うこと無くバニラです。喫味はおもいっきりハッカ飴です。ハッカ飴。

この喫味は甘いわコリャ・・・



パイプの良いところは量を調節することができることです。

葉巻や紙巻きだとどうしても一本単位になってしまい、私の好きなロブストサイズの葉巻だと、吸い終わるのに1時間はかかります。

途中でやめたいときは、ブローしてカットするという手もありますが、喫味が一つしかないような安葉巻ならまだしも、いくつもの喫味が重なるキューバ産なんかは、次に火を点ける時にはその繊細さは失われています。

それに対してパイプは、詰める葉っぱの量を調節できるので、色々な葉っぱを試したい時や、ちょっと吸いたい時なんかは非常に具合が良いです。

葉巻は、同じ葉っぱでも巻き方やサイズの違いで喫味が変わってきますが、パイプはその葉っぱの喫味だけを堪能できるので量が多かろうが少なかろうが喫味はかわりません(玄人さんによると変わるそうですが私には分かりません・・・)。

吸い方で喫味が変わってくるのはパイプも葉巻も同じです。基本は “息をする様に” 吸う、“息吸い” です。



パイプをヤッてるとなぜだかわかりませんが、葉巻以上にボケーッと出来ますねぇ。なんでだろう・・・

あと、私はハゲてるので外出時に帽子は必須アイテムなんですが、何故かパイプの時はキャップではなくハットを選びます。なんでだろう・・・


ではまた。


“パイプをやろう!” 〜パイプデビュー〜

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さて、

子供の頃から気になっていたのが “パイプ” です。

服の仕立て屋をやっていた私の爺ちゃんが、葉巻とパイプをやってたのを子供心に、

「爺ちゃん、カッケー!」

と、田舎に帰る度に思ってました。

オヤジが吸っていた “エコー” と違い、葉巻もパイプも、物凄く良い香りがしていたのを覚えています。

婆ぁちゃんに、

「子供の前で吸いなさんな!」

と怒られている姿は見て見ぬ振りしてましたが・・・



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葉巻と違ってパイプは昔から庶民的な楽しみでした。

その昔は、葉巻=金持ち、が当たり前で庶民には高嶺の花ですし、紙巻きタバコも今のような機会巻きではなく手で巻いてましたので手間がかかります。

それにひきかえパイプは葉っぱを詰めるだけなので簡単お手軽な訳です。



超•超有名なアメリカはミズーリ州メシャムのコーンパイプ

もう、コーンパイプと言えばメシャムしかないと言われるそうです。

あの、マッカーサー元帥のコーンパイプもこのメシャムだそう。



コーンパイプはその名の通り、トウモロコシの芯を加工して作った物です。

タバコ葉を燃やすので、単に乾燥させてくり抜いただけでなく、何らかの処理はしてあると思うんですが・・・

農民の知恵が滲み出てますよね。

モノがモロコシの芯なんで安い。¥1400。



内側。

下端の横に穴を開けて、真ん中に穴を通したコレまたトウモロコシの芯を突っ込んであります。なんか子供の工作みたいで笑いますな。

細かい葉っぱを吸い込みそうやなぁ、と思ってましたら、フィルターが付いてました。



もう一本が、“シャコム  マルセイユ442” おフランス製です。コイツはお高くて一万円。私にとってはお高いですがパイプの世界では中の下ってとこですか・・・

同梱の袋がシンプルで良いですね。しかし、フランスは雄鶏が好きですよね。ルコックのマークも雄鶏だし。


このくらいのベント(吸い口の曲がり方)が好きです。

ストレート(真っ直ぐ)は咥えてると重いし、フルベント(咥えるとあごの下くらいに火皿がくる)はこれでもかっ、ていう感じがしてあまり好きではありません。


おそらく、タバコを吸わない人でもパイプはマニアの世界だろうなと予想がつくと思いますが、まさしくその通り。

それこそ星の数ほど種類がありますし、自分で作る人も多いですね。

色々な中でコイツは、ボウルから伸びるシャンクがビット近くまで四角いのが特徴です。

たまに四角っぽいのは見かけますが、ここまでカチッと角が立つほど四角いのは珍しいです。角に指が引っかかるので持ちやすいのが好きです。


見えませんが下の方に煙道と呼ばれる穴が開いてます。


ボウル部分はこの木目が価値を左右するそうです。コイツは縦に揃ってますがハッキリしてませんね。まぁ値段相応こんなもんらしいです。



たいがいのパイプは掃除出来るようにマウスピースが外せます。

コイツには、灰や細かい葉っぱを止める “金属フィルター” が付いていました。通は外して吸うそうですが、素人なので付けときます。勿論、洗えるので再使用可。



“コンパニオン”  と呼ばれる小道具。500円。


火皿の葉っぱを押さえるタンパーや、

火皿の灰をほじくる棒や、何故かスプーンが付いてますが使い方不明です。



最後はコレです。葉っぱが無けりゃ始まりません。

  

記憶が薄いんですが、私の爺ちゃんは左の様なカンカンから葉っぱをつまんでパイプに詰めていた覚えがあります。こんな綺麗ではなくサビサビでしたが、それがまたカッコ良かったんですな。

その左のカンカンが、

 “シャコムno.2”

右の袋入りが 

“アンホーラ  イングリッシュブレンド

パイプ吸いなら誰もが知ってるブランドだそうなのでとりあえずこの二つを。


両方50g入りで2000円ちょいです。一回で使う量を計りましたが、ボウル満タンでおおよそ2gくらいでしたので、25回は楽しめると。

一回80円・・・

紙巻き一本と比べると倍以上の値段ですが、紙巻き一本吸うのが2〜3分なのに対してパイプは一回が1時間前後ですので時間を考慮すると激安になります。葉巻に比べると天地の差。


さぁ、新しい世界を覗いてみましょう!! 楽しみです。


ではまた。


“葉巻をやろう!” 〜ロッキーパテル 期待の一本〜



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さて、

長期間在庫切れになっていたロッキーパテル の “グランレゼルバ” のロブストを入手ました。

2018年のシガージャーナル誌で第1位になった葉巻です。

同じグランレゼルバのトロは美味かったので、いやでも期待が膨らみます。



《 干草の香り  キウイのドライフルーツ  きな粉の餅  塩バター感強し  中盤から鞣し革  ダークチョコレート  終盤モカコーヒー  》

うーん・・・

少し期待しすぎましたか・・・

これなら同じグランレゼルバのトロの方が美味かったですねぇ。


ではまた。





“葉巻をやろう!” 〜Vカットを突っ込んで考えてみました〜



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さて、

葉巻の吸い口を作るには大まかに3種類のカット方法があります。

・フラットカット

ヘッドを真っ直ぐにカットします。一般的。


・パンチカット

円筒形のカッターをヘッドに差し込んでカット。通好み。


・Vカット

V型のカッターをスライドさせてカット、又はナイフでカット。マイノリティ。



因みに、コブラ(昭和の名アニメの主人公)や、スミス大佐(ナイトライダーと並ぶ昭和の名海外ドラマ特攻野郎Aチームのリーダー)が歯で咬みちぎって吸ってますが、刃物が無くて仕方ない場合の最終手段です。

一度やったことがありますが、当然、吸い口はボロボロ、完全には噛み切れないので中の葉っぱは抜けてくる、更に葉巻自体を強く握ってしまうので本体がボロボロ・・・

まぁ、実際には出来ません。

ショートフィラー(刻んだ葉を使用する機械巻きの葉巻)なら出来るかもしれませんが・・・



さて、最近のお気に入りが “Vカット”  ですが、フラットカットのようにフワッとした喫味にならず、パンチカットのようにストロングな喫味にならず、吸い込んだ煙りが上手く舌の上に乗ってくれて、各々の喫味がよく分かり、しかも辛みやエグみは感じにくいという、素晴らしいカット方法だと思います。


ところで、

“モンロー効果” という物理現象があるのをご存知でしょうか。

主に爆薬に関して使われるんですが、円筒形の爆薬の端を円錐形に形成し、その円錐形の頂点を炸裂させると爆風や爆圧が一点に集中される、というものです。


煙が舌の上にうまく乗るのは、まさにコレじゃないでしょうか。

押し出すか吸い出すかの違いと円錐状ではなく線状という違いはありますが効果は変わらないような気がします。



全てのカット方法で同じ吸い方をすると、

フラットカットは、カット面積は大きいので入ってくる煙は比較的多いが、吸い込んだ煙が口の中全体に広がるのでマイルドな喫味になりやすい。悪く言うとボンヤリする。

パンチカットはカット面積が小さいので入ってくる煙は少ないが、濃縮されている感じ。喫味は濃いめに感じるがその分、辛みやエグみも強く感じる。

Vカットはカットのやり方次第で、カット面積が一番大きくなるので大量の煙を吸い込む事ができ、更に先のモンロー効果もあり、煙が収束して入ってくるので舌に乗せやすい。なので、より喫味を感じやすい。パンチカットのように濃縮されたような煙りではないので辛みやエグみも感じにくい。



また、カットの方向で喫味が変わるのか試してみました。

切り口を縦にして吸うと、フラットカットした時と同じような喫味になります。良く言えばマイルド悪く言えばボンヤリした喫味。



切り口を横にして吸うと、例の「煙が舌に乗る」感覚が味わえます。


面白いことに、斜めにして吸うと中間的な喫味を楽しめることが分かりました。


Vカットするのに今はギンギンに砥いだナイフ(オピネル8番)を使ってますが、Vカッターをもう一度購入してみようと思います。前に買った安モンは綺麗にカットできませんでしたので、もうちょいイイやつを買ってみます。

皆さんも一度、Vカットを試してみて下さい。お気に入りの一本にまた違った良さが見つかるかもしれませんよ。


ではまた。








“葉巻をやろう!” 〜ララニャガ〜



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さて、

以前、葉巻は産地別に保管した方が良い、と聞いたことがあるんですが一緒くたに保管してるとどうなるのかやってみました。

キューバ産の  “ポール・ララニャガ     ペティコロナ”  を1ヶ月ほど、ホンジュラスニカラグア、ドミニカ、フィリピンの各産地の葉巻と一緒に保管してみました。



実入りのいい時にコイツをスタンダードシガーにしてましたので喫味はよく分かっており、違いがあれば分かるはずです。



結果は・・・

変わりません。

高級なダークチョコレート感も、本物のバターを使った塩バター感も健在で、私には何も変わったようには感じませんでした。

1ヶ月くらいじゃ変わらないんですかねぇ。


思うに、感覚なんじゃないかなぁと。

キューバ産葉巻は、よくワインに例えられるように、完全にブランド化されてますから、他の安いヤツと一緒にするな、みたいな・・・

私もキューバ産は別保管してますが、それは単に私のヒュミドールが小さくて、入らないためです。


ではまた。